【資源】に関する分野からの出題(その14)

よろしくお願いします!
今週もよろしくお願いします。
松下さん、白化現象ってご存知ですか?
ハッカゲンショウ?
ハッカが減るってこと!
違います!
ミントが減ると困ります!
だから、違いますって!
白化。白く変化することです。
白く変わることが減ること?
おっと、そっちも違いました。
現象は心霊現象などの「現象」です。

【資源】に関する分野からの出題(その14)

多くの生き物が相互に依存して生息している「○○」は、1997〜1998 年に世界規模で「白化現象(はっかげんしょう)」が発生し、大きな被害を受けた。

第 22 回過去問題第 6 問から出題
  1. マングローブ林
  2. 干潟
  3. サンゴ礁
  4. 熱帯多雨林

解答 : 3サンゴ礁

サンゴ礁が白くなる「白化現象」が発生し、大きな被害が出ました。
なんと!
サンゴが白くなるのは、栄養不足で体色が薄くなってしまうからです。
かわいそうです…。
サンゴ礁に依存している生物にも影響が出てしまいますね。
大変じゃないですか!
あ、私は白くなりたくてもなれないです!
ふざけないでください!重大なことですよ。
こっちも重大です!
え!?
それは頑張ってください…。
頑張りますッ!

【資源】に関する分野からの出題(その14)

多くの生き物が相互に依存して生息している「○○」は、1997〜1998 年に世界規模で「白化現象(はっかげんしょう)」が発生し、大きな被害を受けた。

第 22 回過去問題第 6 問から出題
  1. マングローブ林
  2. 干潟
  3. サンゴ礁
  4. 熱帯多雨林

解答 : 3サンゴ礁

解説

サンゴ礁の海は、海洋面積全体の0.2%を占めるのみですが、海に生息する生き物の4分の1がサンゴ礁とかかわって生きているといわれています。サンゴ礁に依存している生き物の種類は非常に多く、サンゴ礁は「海の熱帯林」とも表現されています。

サンゴは水温18〜30度の暖かい海に棲む生き物ですが、水温が高過ぎると体の中の褐虫藻が外に出てしまい、栄養を十分にとれなくなり、弱っていきます。この時、サンゴの体色が薄くなったり、骨格が白く透けて見えるようになるので、「白化現象」といいます。1997〜1998年には世界のサンゴ礁の多くが被害を受けました。地球温暖化により、今後もサンゴ礁の白化現象は頻繁に起こるだろうと心配されています。

サンゴ礁の危機

2004年には、世界のサンゴ礁の20%が壊され、回復できそうにないと報告されています。さらに24%は危険な状態で、10〜20年後には壊れてしまうといわれています。原因は、高過ぎる水温や病気、オニヒトデなど自然現象によるものと、赤土や沿岸の開発など、人間の活動によるものとがあります。

マングローブ林

大きな川の河口などの海水と淡水が入り混じる熱帯・亜熱帯地域の沿岸に生育しています。林内には魚なども豊富で、森林と海の2つの生態系が共存しています。漁業や高潮防災などの地域にとって大切な林です。

干潟

干出と水没を繰り返す平坦な砂泥底の地形で、多様な海洋性生物や水鳥などの生息場所となるなど重要な役割を果たしています。

熱帯多雨林

年平均気温25℃以上、年雨量2,000mm以上で、降雨が年間でほぼ平均的に分布する熱帯に成立します。南米のアマゾン川流域やアフリカなどに見られます。樹高50〜70mにもなる常緑広葉樹で、非常に多様な生物が生息します。熱帯降雨林、熱帯雨林とも呼ばれます。

この問題の掲載は東京商工会議所の許可を得て掲載しています。

今日も一つ、環境に関する知識が増えましたね。