日本の大気汚染について1

今週から日本の大気汚染についてお話しします。
よろしくお願いします!
はい、よろしくお願いします。
そもそも大気汚染は何が原因になっていますか?
なんでしょうねー。
高度経済成長による工業化、都市化が
進んだことから引き起こされました。
確かに!
高度経済成長は人にとっては良いことですが、
環境にとっては困り物です。
そうは言っても…。
成長したいじゃないですかー。
高度経済成長に伴って
水質汚濁と自然破壊で公害が発生してしまっています。
そうですね。
4大公害については知れば知るほど、
心が痛みます。
公害対策基本法など法律もできて、
民間企業にも公害対策の意識が広まりました。
みんなの意識が変わるきっかけになったんですね。
それは非常に大切ですね。
では、また来週…。
ではなく!
およよ。
高度経済成長に伴う大気汚染は減少しました。
しかし!自動車の排気ガスなどが増えているんです。
あらら。
排気ガスを減らすことが大切になりますね。
そうですね。
だから、ハイブリットカーとかになるんですね!
はい、また来週お話しましょう。
あらら。

PM2.5

直径が2.5μm以下の超微粒子です。粒径が小さいため吸い込むと肺の奥まで達する可能性があり、喘息や気管支炎、肺がんリスクの上昇など人体への影響が大きいと考えられています。

公害の定義

環境基本法(1993年制定)は、「環境の保全上の支障のうち、事業活動その他の人の活動に伴って生ずる相当範囲にわたる大気の汚染、水質の汚濁(水質以外の水の状態又は水底の底質が悪化することを含む。)土壌の汚染、騒音、振動、地盤の沈下及び悪臭によって、人の健康又は生活環境(人の生活に密接な関係のある財産並びに人の生活に密接な関係のある動植物及びその生育環境を含む。)に係る被害が生ずること」と定義しています。

公害対策基本法

日本の公害防止対策の根本をなしている法律で、1967年に施行されました。公害の定義や国、地方公共団体、事業者の責務、白書の作成などを定めました。当初は、公害対策は経済成長との調和を図りながら進めるという規定が盛り込まれていたが、激甚な公害問題に対処する必要性が増し、公害対策に重きを置く方向へとシフトしました。その後、地球環境問題等の新たな課題に対応すべく、1993年の「環境基本法」成立により廃止となったが、内容の大部分は引き継がれています。

高度経済成長と激甚公害

戦後、日本は重化学工業化を推進し、昭和30〜40年代には毎年GDP10%前後の成長を達成するなど空前の高度経済成長を実現しました。しかし、その過程で、住民の生命や健康への被害を伴う非斬な公害問題が各地で発生し、全国で住民運動が激化しました。「水俣病」「新潟水俣病」「イタイイタイ病」「四日市ぜんそく」の四大公害病については、健康被害者を原告とする裁判が起こり、1970年代前半に下された判決では全て原告側の勝訴となるなど、公害問題は深刻な政治社会問題になりました。

今日も一つ、環境に関する知識が増えましたね。