【エネルギー】に関する分野からの出題(その8)

今週もよろしくお願いします。
よろしくお願いします!
今週は化石エネルギーについてです。
石油、石炭ですね。
そうです。化石エネルギーは、堆積した動植物などの死骸が変成されてできたものです。
ふむふむ。長い年月かけてできたものなので、貴重ですよね。
そうなんです。
近年は採掘技術の進歩で大量生産できるようになっています。
おお!そうなんですね。

【エネルギー】に関する分野からの出題(その8)

地中深くの泥土が堆積した頁岩(けつがん)層から産出する化石エネルギーの「○○」は、採掘時に化学物質を添加した大量の水を地下に圧入するため、環境問題が懸念されている。

第 22 回過去問題第 6 問から出題
  1. オイルサンド
  2. メタンハイドレート
  3. 天然ガス
  4. シェールガス

解答 : 4シェールガス

頁岩層から産出される化石エネルギーはなんですか?という問題です。
わかりません!キッパリ。
正解は、シェールガスです。
シェールガスと、天然ガス?違うんですか?
石油と石炭は、液体と固体でわかりやすいですが。
シェールガスは天然ガスです。
およよ。
天然に産する化石燃料が天然ガスですから。
確かに!キッパリ。

【エネルギー】に関する分野からの出題(その8)

地中深くの泥土が堆積した頁岩(けつがん)層から産出する化石エネルギーの「○○」は、採掘時に化学物質を添加した大量の水を地下に圧入するため、環境問題が懸念されている。

第 22 回過去問題第 6 問から出題
  1. オイルサンド
  2. メタンハイドレート
  3. 天然ガス
  4. シェールガス

解答 : 4シェールガス

解説

いま世界的に注目されているシェールガスは、2014年の米国の天然ガス生産量のうち48%を占めるまでになり、2040年には約70%になると予測されています。ただし、生産増大に伴う環境問題も懸念されています。

採掘時に使用される水圧破砕という技術は、化学物質を添加した大量の水を地下に圧入し、ガスが存在する地層にヒビを入れてガスを取りやすくするものです。その際に使用した水の一部は、地上に戻し処理をして再利用するか、地下や川などに捨てられるため、周辺の地下水の汚染や大量に水を使用することによる水不足、排水の地下圧入による地震発生リスクなどが懸念されています。

オイルサンド

油砂、またはタールサンドとも言い、一般の原油に比較して、オイルサンド中に含まれる原油は比重や粘性が極端に大きいため、通常の方法では取り出せません。

メタンハイドレート

メタンハイドレートは、「メタン(methane)」と「ハイドレート(hydrate)」の2語から構成されています。メタンと水だけによって構成されています。「燃える氷」と呼ばれ、メタンハイドレートに火を近づけると、水に囲まれていたメタンが燃え、燃えない水が残ります。

天然ガス

天然ガスは、発電と都市ガスとして産業・民生用に使用されています。都市ガスはコージェネレーションや空調用、産業用の熱源として利用されています。輸送時には低温にして液化し、LNG(液化天然ガス)タンカーでオーストラリア、カタール、マレーシアなどから輸入しています。天然ガスは、燃焼に伴う大気汚染物質の発生が少なく、また、CO2排出量も石炭の半分、石油の4分の3です。

この問題の掲載は東京商工会議所の許可を得て掲載しています。

今日も一つ、環境に関する知識が増えましたね。