【資源】に関する分野からの出題(その16)

今週もよろしくお願いします。
よろしくお願いします!
スクラブ材って知ってますか?
スクラブ…。あ!洗顔や歯磨き粉にの粒々ですね。
毛穴が綺麗になってる気がしますよ。
そうです。その小さな粒々です。
小さいからしっかり汚れを落としてくれるんですよね。
そうですね。その後、その粒々はどこに行きますか?
どこって?流しますよ。
あ゛ー!
ななな、なんですか!?

【資源】に関する分野からの出題(その16)

マイクロプラスチックとは、5㎜以下の小さなプラスチックの事である。

オリジナル問題

解答 : 1

その粒々は、マイクロプラスチックをが使われていることが多いです。
ふむふむ。(聞いたことある気が…)
洗面所でマイクロプラスチックを流すとどうなりますか?
はい。流れていきます。
どこへ?
下水処理場?
そうですね。下水処理場でも処理しきれないかもしれませんよね。小さいので。
あ゛ー!
そうなると海に流れてしまいますね。
小さいことがいいと思っていましたが、環境に関しては逆ですね。

【資源】に関する分野からの出題(その16)

マイクロプラスチックとは、5㎜以下の小さなプラスチックの事である。

オリジナル問題

解答 : 1

解説

マイクロプラスチックは、プラスチックのゴミのなかでも、直径5mm以下のとても小さなプラスチックのゴミのことです。海洋環境において、極めて大きな問題になっています。

海洋の汚染

海洋は、船舶事故による油汚染、富栄養化による赤潮の発生、化学物質などの有害物質の生態系や人体への影響、漂流ごみやそれが細粒となったマイクロプラスチックによる汚染など、人間活動によるさまざまな影響を受けています。近年では、船舶のバラスト水による彗星私物の越境移動、地球温暖化による海水の酸性化とサンゴ礁への影響が注目されています。

海洋汚染の原因

海洋汚染の主な原因は、陸上起因の汚染、海底鉱物資源の開発、廃棄物の海洋投棄や船舶からの汚染、大気を通じての汚染物の降下などがあります。なかでも、直接または河川などを経由した陸上起因の汚染が全体の7割といわれています。

マイクロプラスチック問題への対策

現在、海洋に拡散してしまっているプラスチックゴミの回収は、非常に困難です。特に、海中に浮遊するマイクロプラスチックや、海底に沈んだゴミの回収は不可能に近いです。

そのため、マイクロプラスチック問題への対策の基本は、マイクロプラスチックを海洋に出さないことと、新たなマイクロプラスチック生成を抑制することになります。対策は最終的に、プラスチックの廃棄処理の基本的な環境問題にまで行きつきます。

この問題の掲載は東京商工会議所の許可を得て掲載しています。

今日も一つ、環境に関する知識が増えましたね。