世界の食料問題について1

今週もよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
今週からは世界の食料問題についてお話しましょう。
世界の食料問題ってなんですか?
将来的に食料不足が懸念されているんです。
ん?実感ないですね。
そうでしょうね。
日本ではなく開発途上国において特に問題になっています。
ふむふむ。
現在の世界の総人口は78億人といわれていますが、
飢餓人口が7億人くらいになるといわれています。
むむむ…。
11人に1人が飢餓に苦しんでいます。
かなり多いですね。
しかも、2050年の世界総人口は97億人になるといわれています。
わー!絶対食料不足になるじゃない!
そうなんです。
実際は、食料が足りないのではないのです。
どーゆーこと?
知りたいですか?
そりゃ知りたいですよ。
…、では、…来週お話ししましょう。
ですよねー。

世界人口の増加と地球環境収容力

世界の人口は2050年には97億人、2100年には113億人に達すると見込まれております。人口増加率は世界全体では徐々に低下していますが、増加率の高い地域もあり、アフリカ諸国での人口増が最も大きくなっています。かつて地球の環境収容力を26億人ほどとした予測もありました。

環境収容力

自然の自浄能力を基準にした、一定地域における大気や水質の汚染物質などの許容量をいいます。また環境が生物を収容しうる能力の量的表現として、生態系を破壊することなく保持できる最大収量、最大個体数、最大種類数などをさします。

食糧不足で栄養不足・飢餓状態

世界では、世界すべての人が食べるのに十分な食料が生産されていますが、9人に1人が飢餓状態にあり、3人に1人が何らかの栄養不良に苦しんでいます。
日本の廃棄食料は年間約 2,000 万トンといわれています。世界では、年間で約 920 万人の子どもが栄養不良で亡くなっています。日本が廃棄している食料の1割で、その子どもたちの命が救えます。

今日も一つ、環境に関する知識が増えましたね。