COPについて(その3)

今週もよろしくお願いします!
よろしくお願いします。
はい、最終週ですね!
そうですね。
ようやく「パリ協定」のお話です。
きましたね!花の都パリ!
パリ協定は、2015年のCOP21で決まった国際条約です。
全ての国が参加するって話でしたね。
そうです。
パリ協定は途上国を含む全ての国や地域が参加することになりました。
地球全体で取り組むということが大切なのかもしれませんね。
18世紀の産業革命前からの平均気温上昇を「2℃未満」に抑えることが目標です。
2℃ってどんなもんなんですか?
簡単な気もします。
各国が提出した削減目標を足し合わせても、
2020年で100億トン削減不足と試算されています。
…。目標でそんなに不足してるんですか!?
そうなんです…。
そんなパリ協定は2020年から本格的に始まります。
お!まだ始まってなかったんですね。
そうです!
これから、世界中の一人一人が意識して、
温室効果ガス削減していきましょう!

パリ協定の特徴

パリ協定は、京都議定書とは異なり、各国の約束の内容を自ら決定し、それを国際的に公表、実施するという方式をとっています。その実効性を確保する観点から、グローバル・ストックテイクなどの画期的な透明性を確保する制度が導入されました。途上国を含めて、各国が実施した気候変動対策は、国際的な制度の下で報告が行われ、国際的な評価(レビュー)の対象となります。

パリ協定の評価

パリ協定は新たな取組みの開始となる一方で、課題も抱えています。
国連環境計画(UNEP)の報告書(2015年)では、各国のINDCの排出削減目標を足し合わせても、現状においては2℃目標には十分でないことを指摘しています。さらに60〜110億トン程度の不足があり、2℃目標との差を「ギガトンギャップ」と呼んでいます。今後、グローバル・ストックテイクの過程で、過酷が作成すべき長期的な戦略や、いかに取組みを強めていくかが課題です。

今日も一つ、環境に関する知識が増えましたね。