【空気】に関する分野からの出題(その5)

今週もよろしくお願いします。
よろしくお願いします!
松下さん、モントリオールと聞いて何を思い出しますか?
モントリオール、モントリオール。あ!
どうぞ!
モントリオールオリンピック!
コマネチ選手!
そうですよ。
…。何歳ですか?松下さん。

【空気】に関する分野からの出題(その5)

「モントリオール議定書」の説明として最も適切な文章を選びなさい。

第 24 回過去問題第 8 問から出題
  1. 先進国では特定フロンの生産を、 CFC は 1996 年、 HCFC は 2020 年に全廃することを定めている。
  2. 廃棄物その他の投棄による海洋汚染防止に関する規制について定めている。
  3. 水鳥の生息地の国際的に重要な湿地とそこに生息・生育する動植物の保護を図り、 湿地の保全とそのワイズユース(賢明な利用)を提唱している。
  4. 南極大陸及びその周辺の話慎・南極海などの地域での、鉱物資源開発や動植物の捕獲の禁止、廃棄物の除去の制限などを規定している。

解答 : 1先進国では特定フロンの生産を、 CFC は 1996 年、 HCFC は 2020 年に全廃することを定めている。

モントリオール議定書は聞いたことありますか?
ありませんっ!
先進国での特定フロンの生産を全廃することを定めています。
ふむふむ。フロンということはオゾン層保護ですか?
お!よく知っていますね。
正式名称は「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」と言います。
むむむ。
オゾン層は、生態系を保護してくれていますから、非常に大切ですよ。

【空気】に関する分野からの出題(その5)

「モントリオール議定書」の説明として最も適切な文章を選びなさい。

第 24 回過去問題第 8 問から出題
  1. 先進国では特定フロンの生産を、 CFC は 1996 年、 HCFC は 2020 年に全廃することを定めている。
  2. 廃棄物その他の投棄による海洋汚染防止に関する規制について定めている。
  3. 水鳥の生息地の国際的に重要な湿地とそこに生息・生育する動植物の保護を図り、 湿地の保全とそのワイズユース(賢明な利用)を提唱している。
  4. 南極大陸及びその周辺の話慎・南極海などの地域での、鉱物資源開発や動植物の捕獲の禁止、廃棄物の除去の制限などを規定している。

解答 : 1先進国では特定フロンの生産を、 CFC は 1996 年、 HCFC は 2020 年に全廃することを定めている。

解説

モントリオール議定書は、正式名称「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」です。オゾン層破壊物質の全廃スケジュールを設定し、非締約国との貿易の規制、最新の科学、情報に基づく規制措置の評価を実施することを求めています。2016年現在、197か国が締約して、日本は、1988年に受諾しました。なお、議定書が採択された9月16日は「国際オゾン層保護デー」となっています。

海洋法に関する国際連合条約(UNCLOS, United Nations Convention on the Law of the Sea)

1994年に発効した、海洋に関する包括的・一般的な事項を規定する条約です。領海、排他的経済水域、大陸棚、海洋環境保護・保全、海洋科学調査、国際紛争の解決などについて規定しています。

ラムサール条約

ラムサール条約は、正式名称「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」です。締約国は自国内の重要な湿地を、事務局の審査を経て「国際的に重要な湿地に係る登録簿」に登録します。この条約では、湿地の保全とそのワイズユース(賢明な利用)を提唱しています。2015年6月現在、締約国168か国、登録湿地数2,208か所です。

南極条約

1959年に締結された、南極について軍事的利用の禁止や、科学的調査の自由、国際協力の推進などを定めた条約です。2016年2月現在、締約国は53か国で、日本は1960年に締結しました。

南極条約議定書

南極条約の下で環境保護に関する南極条約議定書が1991年に採択され、鉱物資源開発や動植物の捕獲の禁止、廃棄物の除去、環境影響評価、南極訪問の制限などが行われています。しかし、観光者の増加や船舶の事故による油の流出などによる環境への影響が懸念されているため、その対策が重要になっています。

この問題の掲載は東京商工会議所の許可を得て掲載しています。

今日も一つ、環境に関する知識が増えましたね。