【空気】に関する分野からの出題(その3)

今週もよろしくお願いします。
よろしくお願いします!
今週は、産業革命以降のCO2濃度のお話です。
よく出ますね。産業革命。
そうですよ。
地球環境にとったら産業革命がターニングポイントになっています。
ほうほう。

【空気】に関する分野からの出題(その3)

18世紀半ばに始まった産業革命以降、大気中のCO2濃度は上昇し続けており、2015年には、国内に3カ所設けられている観測点のすべてで年間平均濃度が400ppmを超えた。

第 23 回過去問題第 1 問から出題

解答 : 1

わー、知らないアルファベットが出てきましたよ!
はい、ppmですね。
な、なんですか?それ。
二酸化炭素の濃度を示す単位です。
ふむふむ。よくわかりませんッ!
難しいですよね。
その二酸化炭素濃度が産業革命から40%増加していると言われています。
よ、40%!!
私たちは、消費税増税の2%で困ってるんです!
あ、はい。
今の二酸化炭素濃度400ppmは危険水準濃度とされています。
ブツブツ…。あと半年あるから駆け込みで買わないとですね。ブツブツ…。
あー、消費税の話ですね…。

【空気】に関する分野からの出題(その3)

18世紀半ばに始まった産業革命以降、大気中のCO2濃度は上昇し続けており、2015年には、国内に3カ所設けられている観測点のすべてで年間平均濃度が400ppmを超えた。

第 23 回過去問題第 1 問から出題

解答 : 1

解説

日本では1987年に岩手県大船渡市三陸町でCO2濃度の観測が開始されました。現在は、南鳥島、与那国島でも観測を行っています。2015年には、3地点全てでCO2の年間平均濃度が初めて400ppmを超えました。

ppm

parts per million の略で、100万文の1を表し、大気の場合は体積比による濃度を示す単位です。例えば二酸化炭素濃度が385ppmの場合は、大気1立方メートル中に、二酸化炭素が385ml含まれていることになります。これは、0.0385%に相当します。

今後の予測

今後、世界が高い経済成長を持続し、大量の化石燃料が消費され続けるという想定では、2100年に温室効果ガス(GHG)全体の濃度は1,313ppm(CO2換算、CO2だけの濃度は936ppm)に増加し、世界平均気温が最大で4.8℃上昇する可能性があると予測されています。

CO2換算

メタンなどの温室効果ガスの量を、種類によって異なる温暖化させる力を示す地球温暖化係数を用意て、CO2の量に換算したものです。

この問題の掲載は東京商工会議所の許可を得て掲載しています。

今日も一つ、環境に関する知識が増えましたね。