2017年8月4日 第44回放送 「日本は海洋エネルギー資源大国。これからの海流発電とは」を分かり易く解説!

検索キーワードは「日本は海洋エネルギー資源大国。これからの海流発電とは」

今回取り上げるニュースはこれ

今夏、世界初の実証試験へ | 金沢区・磯子区 | タウンニュース

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と株式会社IHIは、海流発電の100kW級実証機「かいりゅう」を磯子区新中原町にあるIHI横浜事業所で完成させた。今夏から鹿児島県の黒潮海域で世界初となる実証試験を開始する。

最近話題になりましたね。今年の夏に、「海流発電」の実証実験が始まるそうです。

そもそも「海流発電」とはどのようなものなのでしょうか?


[toc]

海流発電とは?

潮流・海流発電ってなに? – Blue Ocean

潮の満ち引きのエネルギーを利用して発電する自然エネルギーです。

潮の満ち引き(海水の移動)のエネルギーを電力に変える発電方式です。
自然エネルギーを資源として利用する技術で、発電時に二酸化炭素の排出が無いので、
環境負荷が小さい地球にやさしい発電方法です。

「海流発電」は、字の通り海の流れで発電するシステムです。

温室効果ガスの二酸化炭素の排出がなく、地球に優しい「海流発電」

実際に運用することができそうなのでしょうか?


海流発電は稼働率が高い

稼働率は太陽光や風力の数倍、IHIが海流発電システム開発

海流発電は再生可能エネの中でも、設備稼働率(発電できる時間)が高い。稼働率は太陽光発電で10―15%、風力発電で20―30%。海流発電は60―70%と言われ、安定稼働が期待できる。

「海流発電」は再生可能エネルギーの中でも稼働率が高いようです。太陽光発電は曇り、風力発電は風が止むと発電できません。

しかし、「海流発電」は海の流れを利用するため稼働率が高いと言われています。


日本は海流発電に適している?

海洋技術でグリーン・イノベーションを――「黒潮」の巨大エネルギーを海流発電として有効利用しない手はない(後編) | Mugendai(無限大)

日本は世界第6位の広大な排他的経済水域(EEZ)を持つ潜在的な海洋エネルギー資源大国である。
中でも太平洋岸を流れる黒潮(日本海流)は、我が国固有の巨大海流エネルギー資源であり、それを利用して海中で常時安定的に発電しようという研究開発が進んでいる。

稼働率が高い「海流発電」。日本は特に適していると言われています。

太平洋を流れる日本海流、黒潮があるため、「海流発電」に適しているとされ研究開発が進んでいます。

「海流発電」のほか、海を使用した発電があります。


【潮流発電】海を利用した再生可能エネルギーについて

潮流発電|再生可能エネルギーとは|再エネ発電事業|九電みらいエナジー株式会社 | 九州電力グループ

潮流発電は、潮流の運動エネルギーを利用して発電する方式です。
潮流は、潮の干満(潮汐)によって規則的に流れるため発電量が予測可能であり、信頼性の高いエネルギー源として注目されています。

潮流発電は、潮の満ち引きを利用して発電する方法です。潮の満ち引きは規則的にあるので、「海流発電」よりも稼働率が高いとされています。


【浮体式洋上風力発電】海を利用した再生可能エネルギーについて

なぜ海で風力発電をするの? 浮体式洋上風力発電の仕組みと理由 – エコめがねエネルギーBLOG

浮体式洋上風力発電は、海や湖など(off-shore)で発電する「洋上風力発電(オフショア風力発電)」の一種で、発電装置を底に固定せず水面に浮かばせるもののことを指します。

風力発電は風向きや風速によって発電量が左右されてしまうため、それらが比較的安定している洋上が発電装置の設置に適していると言われていました。

浮体式洋上風力発電は、これは風車を海上に浮かべる発電方法です。地上の風力発電は風向きや風速で発電量が変動しますが、それが比較的安定する海上に風車を浮かべます。

「海流発電」と違い湖でも発電できます。


【海洋温度差発電】海を利用した再生可能エネルギーについて

海洋温度差発電のしくみ

海洋温度差発電は、太陽からの熱エネルギーにより温められた表層海水と海洋を循環する冷たい深層海水との温度差をタービン発電機により電力に変換する、再生可能エネルギーによる発電のひとつです。低い温度域を利用するため、タービンを回す作動流体として、沸点の低い媒体(アンモニアや代替フロン)が用いられます。

最後に、海洋温度差発電は、暖かくなった海水の表面と海洋の温度差で発電する方法です。

海水の温度は急激に変わることはないので、発電が安定していると言われています。しかし、適度な温度差が必要なので沖縄など狭い地域でしかできないとされています。

「海流発電」のデメリットについて考えてみましょう。


海流発電のコストは?

海流発電について | 潜水士チャンネル-港湾潜水技士のつぶやき-

デメリットとしては、一番にタービンのコストです。

価格面だけでなく、タービンを鋳造で製造しようと考えた場合、

最大で直径11m程度とサイズに限界も出てきてしまいます。

「海流発電」は海中発電タービンを設置しないといけません。

そのタービンのコストが大きく、さらに、海中なのでメンテナンスも多く必要になります。

さらに、「海流発電」の心配事がありました。


海流発電の懸念点は?

海流エネルギーを発電のために取り出すことで、
黒潮本体のエネルギー自体が
減ってしまうのではないか

という点です。

黒潮のエネルギーが減ってしまうと、
魚などの海の生態系に
異常が発生する可能性もあります。

「海流発電」は黒潮を頼りにしています。その黒潮のエネルギーが発電のために減ってしまったら…。減ってしまったら様々な生態系に影響しますし、「海流発電」の運用もできなくなります。

これらのことを乗り越えて「海流発電」が実現して欲しいです。


今回の放送のまとめ

海洋エネルギー資源大国である日本の、「海流発電」に期待。


広告省エネ設備の導入で「節約・節電」を進めませんか?

ミタデンでは、法人企業様の「節約・節電」を推進するお手伝いとして、業務用エアコンやLED照明など多種多様な省エネ設備による「節約・節電」の方法をご提案中。 御気軽にお問い合わせ下さい。


番組へのご意見・ご感想・取り上げて欲しいテーマなどお寄せ下さい

毎回抽選で5名の方に、見た目にもカッコいい「USBケーブル」をプレゼント
※当選者の発表は発送をもって変えさせていただきます。

お名前
※必須
住所
※必須
-

電話番号
メールアドレス
※必須
再度メールアドレスをご記入ください
※必須
番組へのご意見・ご感想
取り上げて欲しいテーマなど
※必須