2017年5月26日 第34回放送 「今後も徹底したアスベスト対策に期待」を分かり易く解説!

検索キーワードは「今後も徹底したアスベスト対策に期待」

今回取り上げるニュースはこれ

熊本地震:アスベスト対策徹底を 解体作業従事者に警鐘 阪神大震災でがれき撤去、中皮腫死の男性遺族訴え /熊本 – 毎日新聞

1995年の阪神大震災でがれきの撤去作業に携わり、アスベスト(石綿)の粉じんを吸い込むことが原因になるがんの一種、中皮腫で死亡した男性の遺族らが、熊本地震で損壊した建物の解体作業に従事する人たちに注意を呼びかけている。復旧・復興に向けて県内では被災家屋の公費解体が進んでおり、県は「解体現場でのマスク着用といった対策の徹底を呼びかけ続けたい」としている。

阪神大震災の「アスベスト」被害者の遺族が、熊本地震で倒壊した建物の解体現場の方々へ注意喚起を訴えています。

大きな問題として話題になった「アスベスト」についてご説明します。


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アスベストとは

アスベストの種類

 アスベスト(石綿)とは、天然に産出する繊維状鉱物の総称で、ギリシャ語の「永遠不滅」に由来しています。6種類に分類されますが、そのうち産業界で使用されるのはクリソタイル(白石綿)、クロシドライト(青石綿)及びアモサイト(茶石綿)の3種類です。一番多く使われてきたのがクリソタイルです。

そもそも「アスベスト」とは、鉱物です。

鉱物なのですが、繊維状になっているのが、「アスベスト」です。


アスベストの輸入量は

アスベストの輸入量950万トン

アスベストは、近代工業と共に日本で本格的に利用されるようになりました。第二次世界大戦以前は、日本の輸入量は、年間数万トン程度でしたが、戦争中の中断を経て1949年から輸入が再開され、経済成長と共に輸入量は急拡大して年間輸入量が20万トンを超えたのは25年間にも及びました。最盛期の1974年には35万トンにも達していました。1949年から2004年の55年間の総輸入量は、950万トンにもなります。

日本の「アスベスト」輸入量は、世界的にも非常に多かったようです。

なぜこんなにたくさんの「アスベスト」を輸入したのでしょうか。


アスベストの特性は?

アスベストとは | 株式会社エコ・24 【アスベスト(石綿)無害化CAS工法】

繊維1本は直径0.02-0.35μm(髪の毛の5,000分の1)程度で、 綿のように軽く柔らかい形状で耐熱・耐火性や防音性、絶縁性など、 数々の優れた性質を持つことから「夢の材料」と言われ、 世界中で多くの建設資材、電気製品、自動車、家庭用品等に重用されてきました。

「アスベスト」は繊維状の鉱物です。綿のように軽く柔らかいのですが、鉱物なので、火にも音にも強く、耐火性防音性に優れています。

このように優れた特徴から、「アスベスト」は「夢の材料」と言われ多用されていました。しかし…。


アスベストの法的規制の始まり

アスベスト問題の概要

アスベストを取り扱う労働者が石綿肺を発症することは戦前から知られていました。1950年代には、肺癌や中皮腫を引き起こすとの疫学調査が報告され始め、1970年代には国際的に発癌性物質として認められました。

以前から「アスベスト」を取り扱う労働者に、健康面で影響が出ていることは知られていました。

70年代に入ってからようやく発がん性物質であると世界的に認められました。

では、「アスベスト」は、なぜ肺がんを引き起こすのでしょうか?


アスベスト被害について

アスベスト(石綿)とは? | 株式会社サガシキ環境開発

空気中に微細なアスベスト繊維(アスベスト粉塵)が放出されると、消滅することなく長時間空気中を浮遊します。その浮遊しているアスベストを、私たちは呼吸とともに吸い込んでしまいます。大きな束状のアスベストは鼻腔などでひっかかり取り除かれますが、微細なものは肺胞に到着し沈着していきます。

アスベスト繊維は丈夫で変化しにくいため、蓄積されたアスベストが肺の組織に刺さり、約20年から40年の潜伏期間を経て肺ガンや中皮腫の病気を引き起こす可能性が高く、それ故に、取り返しのつかない被害をもたらすことになり、現在では、「静かな時限爆弾」といわれ恐れられています。悪性胸膜中皮腫の、発症2年後の生存率は、約20%、発症5年後の生存率は、約3.7%という極めて低いものです。

「アスベスト」は非常に細い繊維状の鉱物です。そのため空気中に放出されると消滅せずに、長時間浮遊します。
この繊維状の「アスベスト」を吸い込んでしまうと、肺胞まで到達して、くっついてしまいます。

長期の潜伏期間を経て何らかの症状を引き起こされる可能性が高くなります。


アスベストは夢の素材から使用禁止物質に

アスベストっていつまで使用されていたの? | | よくあるご質問 | サンキョウ-エンビックス

石綿および石綿製品は、2006年(平成18年)9月1日より製造、輸入、譲渡、提供、使用が禁止されました。一般社団法人JATI協会によると、次のようにまとめられております。

(石綿の使用は、石綿の品種や使用量により、段階的に禁止されてきました。)
・1975年(昭和50年)10月1日:5重量%を超える石綿の吹付け原則禁止
・1995年(平成7年)4月1日 :1重量%を超える石綿の吹付け原則禁止
・2004年(平成16年)10月1日:1重量%を超える石綿含有建材、摩擦材、接着剤等、10品目の禁止
・2006年(平成18年)9月1日:0.1重量%を超える石綿含有製品の禁止
石綿は、一部の天然鉱物に不純物として含まれる可能性があり、これらの天然鉱物を原料として使用し、石綿が0.1重量%を超えて含有する製品は、禁止の対象となります。

「アスベスト」は軽く柔らかく、耐火性防音に優れて非常にたくさん使用されてきましたが、人体に影響を与えることがわかり、使用禁止になりました。

まだまだ「アスベスト」が使われた施設は多くあります。それらはどのような対策を取っているのでしょうか。


「アスベスト問題への取り組み」学校施設

学校におけるアスベスト(アスベスト対策、建築と有害物質管理を考える)

多くの子供たちが生活する場で使われたアスベストは、大きな問題として意識されるようになりました。深刻な健康被害の要因となる物質として子供たちが学校でその脅威に晒されていることが明らかになったのです。アスベストの脅威を取り除き、学校を子供たちが安心して学び生活できる場にするため、文部科学省は吹き付けアスベストの使用状況を緊急に調査し、除去に努めています。

その一環としてアスベスト対策工事については公立学校施設整備費国庫補助制度における大規模改造事業の補助対象工事とされています。アスベストの除去が資金面で滞らないように配慮した結果だと言えるでしょう。また、工事の内容も関係法令や関係省庁からの通知、技術指針等を都道府県教育委員会等へ通知することを義務付け、改修工事に際して子供たちの環境を考慮したアスベスト除去の適切な工事が行われるような指導がなされています。文部科学省の行うアスベスト使用状況調査は、学校以外の全国の公立社会教育施設(公民館・図書館・博物館・青少年教育施設など)にも及んでいます。

学校施設の建設時に多くの「アスベスト」が使用されていました。

「アスベスト」除去の工事が行えるよう、補助金が用意され「アスベスト」対策工事をすすめています。


「アスベスト問題への取り組み」解体現場

安全な解体工事のためのアスベストの対策、調査費用は? | 【解体工事ガイド】費用・相場・業者選びなどを徹底解説

工事完了まで標識設置と提示

事前調査を行ったら、アスベストの有無に関わらず、調査結果を解体工事の場所に提示しなければなりません。
また、解体工事や石綿(アスベスト)除去工事等を行う際には、その旨を記した標識を現場に設置し、工事が完了するまで提示しなければなりません。

近隣住民への説明も着工前に行わなければなりません。
説明する内容は、建築物の規模・構造・隣地との位置関係、工期・解体方法・作業時間・作業内容、騒音・振動・粉じん等に対する公害防止対策、工事車両の通行経路及び資材・廃材等の搬出経路、アスベストの使用状況及び使用されている場合の除去方法などです。

一番「アスベスト」被害が大きい解体現場などは、事前に建物の「アスベスト」の有無を調査し、それを解体時に提示することが義務付けられています。

さらに近隣への説明を行わなければならないなどの、「アスベスト」対策がとられています。


今回の放送のまとめ

リサイクル可能な循環型社会形成のために、材料からしっかり選びましょう


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