2017年4月14日 第28回放送 「ヒートアイランド現象が様々な悪影響の原因に」を分かり易く解説!

検索キーワードは「ヒートアイランド現象が様々な悪影響の原因に」

今回取り上げるニュースはこれ

こんなところに動植物 富山市科学博物館で企画展:富山:中日新聞(CHUNICHI Web)

「ヒートアイランド現象」により、市中心部を流れる松川沿いの桜が他地域より二~五日早く開花することや、北陸では珍しい「クマゼミ」が市内で見つかったことなどを紹介。赤紫色の花が特徴的なヒメオドリコソウなど、外来の動植物の分布拡大も伝えている。

少し前から頻繁に言われていた「ヒートアイランド現象」が今週のテーマです。

「ヒートアイランド現象」が原因で、動植物の生態に影響が出ています。

この「ヒートアイランド現象」についてご説明します。


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ヒートアイランド現象とは?

気象庁|ヒートアイランド現象とはどのようなものですか?

ヒートアイランド(heat island=熱の島)現象とは、都市の気温が周囲よりも高くなる現象のことです。気温の分布図を描くと、高温域が都市を中心に島のような形状に分布することから、このように呼ばれるようになりました。ヒートアイランド現象は「都市がなかったと仮定した場合に観測されるであろう気温に比べ、都市の気温が高い状態」と言うこともできます。

「ヒートアイランド現象」は、都市部の気温が周囲より高くなることを言います。


ヒートアイランド現象は悪循環!?

『ヒートアイランド現象』 – 原因と仕組み、クールビズ・ウォームビズなどの対策 – プラス地球温暖化

熱射病にかかる人が続出する都会の夏でも、オフィスやデパート、電車の中では寒く感じるほど冷房がかかっていると思いませんか?

人が集まる場所では、暑さを解消するために冷房設備が欠かせなくなっています。しかし、冷暖房にかかるエネルギーは莫大な熱を生み出します。こうして自ら熱を作り、溜め込んでしまう悪循環に加え、こうして生み出されるエネルギーは大量の温室効果ガスの発生源でもあります。

こうして、ヒートアイランド現象は、都市だけではなく地球全体の温暖化も促進させる悪循環を生み出しています。

気温が高くなると、室内は冷房で寒いぐらいまで冷やすことが多いです。

この冷房にかかるエネルギーは多くの熱を生み出します。

そのため気温が上昇し、さらに室内の冷房が強くなる…。

このような悪循環を「ヒートアイランド現象」が生み出しています。

「ヒートアイランド現象」が人に与える影響はどのようなものがあるのでしょうか?


ヒートアイランド現象で熱中症

熱中症が起こりやすい時期と気象条件!ヒートアイランド現象が原因 | 健康大学

熱中症は都市部で増えている

熱中症で重篤な状態になる人が年々増えています。その背景には、地球の温暖化やヒートアイランド現象によって、都市部での暑さが増していることがあります。これが、熱中症が増えた理由とも言われています。

「ヒートアイランド現象」で、気温が高くなると熱中症が増えます。


ヒートアイランド現象で熱帯夜

熱帯夜|東京都環境局 気候変動対策

夜間の最低気温が25度以上のこと。熱帯夜の日数は、5年移動平均で年間30日を超えるようになり、確実に増加しています。夜間の気温上昇は、睡眠障害を引き起こすなど人の健康に直接悪影響を及ぼす問題となっています。

気温が高くなると、熱帯夜が増えます。熱帯夜は、寝苦しいですね。

「ヒートアイランド現象」で睡眠障害が引き起こされます。


ヒートアイランド現象で大気汚染

ヒートアイランドによる影響~健康、大気への影響~屋上緑化 緑がたくさん! | 屋上緑化 緑がたくさん!

ヒートアイランドは大気汚染にも影響を及ぼしています。高濃度の大気汚染の出現は、弱風や風の収束・滞留、大気安定度(大気の混合の程度)と密接に関係しているといわれ、夏季の大気汚染として光化学大気汚染やSPM汚染があげられますが、ヒートアイランドが存在することにより海陸風の移動が停滞し、弱風域や収束域が長時間にわたり発生するため空気が滞留します。

このことによりヒートアイランド出現地域において光化学オゾンやSPM濃度が上昇し、冬期の大気汚染を助長しています。

なんと、「ヒートアイランド現象」は大気汚染にも影響を与えていました。

「ヒートアイランド現象」で空気が滞留することで、大気汚染にもつながります。


ヒートアイランド現象でゲリラ豪雨

ヒートアイランド現象との関連性|ゲリラ雨の原因と対策

ヒートアイランド現象は単に気温を上昇させているだけでなく、自然界にもさまざまな影響を与えています。その一つが気象であり、近年増加しているゲリラ雨の増加現象なのです。

そのメカニズムとは都市部で暖められた空気が上昇気流となり、海からの湿った空気を呼びます。そこへヒートアイランド現象による熱が積乱雲の発達を助長することで、ゲリラ雨が起こるというものです。

ヒートアイランド現象の要因の一つであるアスファルトは、ゲリラ雨が起こっても雨水が地中へ浸透せず、家屋や道路の浸水の原因ともなります。

さらに、さらに、「ヒートアイランド現象」で上昇気流ができ湿った空気が集まります。すると、ゲリラ豪雨が発生します。

「ヒートアイランド現象」の地域はアスファルトが多く雨水が地中に浸透できず、洪水を引き起こすこともあります。

「ヒートアイランド現象」は、たくさんの問題の原因になっていますね。

こんなに問題になっているので、いろいろな方法で対策がとられています。


屋上緑化でヒートアイランド現象対策

1.ヒートアイランド現象の緩和効果 -屋上緑化の効果-

緑は、その蒸散作用等により気温の上昇を抑える効果があり、ヒートアイランド現象の緩和には、緑化の推進等が有効であるとされています。また間接効果では、屋上緑化は遮熱効果があり、建物内の熱負荷を低減させ冷房量を減らす効果があります。

「ヒートアイランド現象」対策で、屋上を緑化することは、よく聞くと思います。

植物で二酸化炭素を減らすことと、緑化で太陽の熱を遮熱して屋内の温度上昇を和らげることができます。


校庭緑化でヒートアイランド現象対策

富士グリーンテックのすすめる校庭緑化・園庭緑化

校庭緑化・園庭緑化を推進しております。地球温暖化が話題となる昨今、校庭・園庭の緑化はヒートアイランド対策はもとより、緑や生物を大切にし、地球環境を考え行動する子供たちを育てます。

また、砂埃の低減や転倒した時のケガの防止、美観向上、子供たちの精神的な高揚など、環境問題と教育施設としての機能向上が計られます。

緑化の延長です、校庭を芝生化することも進んでいます。

砂埃も減らせるので、「ヒートアイランド現象」の影響の大気汚染対策にもなります。


保水性舗装でヒートアイランド現象対策

舗装の仕組み

 保水性舗装とは、雷おこしのような空隙の多い舗装に水を吸い込み保持する保水材を詰めた構造で、降雨によってしみこんだ水が蒸発する時の気化熱を利用して、路面温度の上昇を抑制するものです。

雨を有効活用しようという考え方です。

雨水を浸透させないアスファルトでなく、雨水を吸収して、それを蒸発させることで「ヒートアイランド現象」で気温が上昇することを抑制します。


風の道でヒートアイランド現象対策

ヒートアイランド現象と「風の道」計画

「風の道」とは,ドイツのシュトゥットガルト市の都市計画で採用されたヒートアイランド現象対策である。郊外から都市に吹き込む風の道を造れば,郊外の低温の空気によって澱みが解消され,上空の低温の空気も降りてこられるようになって空気が循環するという構想の下,道路を拡幅するなど,風の通り道を計算に入れたきめ細かな都市計画が立てられ,一定の成果を得ていることで,注目を集めている。

さらに、郊外から「ヒートアイランド現象」の都市部に風が流れやすくする対策もあります。

このように様々な対策がとられています。

ご家庭で、会社で、節電、省エネをすることも「ヒートアイランド現象」対策になります。


今回の放送のまとめ

節電、省エネで一人ひとりが、「ヒートアイランド現象」対策を。


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