2017年3月31日 第26回放送 「電化製品選びの標準にトップランナー基準」を分かり易く解説!

検索キーワードは「電化製品選びの標準にトップランナー基準」

今回取り上げるニュースはこれ

トップランナー制度に「冷凍・冷蔵ショーケース」が追加 | ニュース | 環境ビジネスオンライン

政府は21日、省エネ法の改正政令を閣議決定し、トップランナー制度の対象機器に、冷凍・冷蔵ショーケースを追加した。改正政令は2月24日に公布、3月1日に施行される。

この改正は、省エネ法(第78条)に規定されるエネルギーの使用の合理化を図ることが特に必要な機器(トップランナー対象機器)として、新たに指定の要件を満たしたショーケース(冷蔵・冷凍の機能を有しないものは除く)を追加するもの。その際、勧告・命令等の対象となるのは、生産量や輸入量が100台以上の製造事業者・輸入事業者とした。

先月、「トップランナー基準」の対象機器にショーケースが追加されました。

「トップランナー基準」とは何か?初耳の方も多いかもしれません。

みなさんが実際に電化製品を選ぶ時の要因になりうる「トップランナー基準」についてご説明します。


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トップランナー基準とは?

トップランナー基準とは何ですか?また、温水洗浄便座はトップランナー基準の対象製品ですか?-トイレQ&A 温水洗浄便座|トイレナビ 一般社団法人 日本レストルーム工業会

トップランナー基準とは、「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)」に基づいて設けられた機器の省エネルギー基準です。各々の機器においてエネルギー消費効率が現在商品化されている製品のうち、最も優れている機器の性能以上にするという考え方によって目標基準が定められています。

2013年のエネルギーの使用の合理化に関する法律で省エネの目標基準が決定しました。その目標基準が「トップランナー基準」です。

省エネの目標設定は、各々のメーカーに任せても良さそうですが、「トップランナー基準」として定めました。


トップランナー基準のメリットとは

トップランナー制度って何?2020年に向けて全ての新築住宅を対象に省エネ適合基準義務化 | 住まいのお役立ち情報【LIFULL HOME’S】

トップランナー制度によって、メーカー間の省エネ効率のよい製品の開発への競争を促し、市場で販売される全商品の省エネルギー化が進められています。省エネルギー目標をクリアした段階で、次の省エネ基準が設定されるため、継続して省エネ化が進められていくことが期待できるのです。

法律として定めたことで、様々なメーカーか競い合って「トップランナー基準」を満たした商品を作ることが期待できます。

消費者も「トップランナー基準」を意識して、使用する商品を決めたいですね。

実際に「トップランナー基準」を達成しているか否かは、どうやって判断したらいいのでしょうか。


トップランナー基準達成の印

省エネルギーラベル・統一省エネルギーラベル | 省エネ家電で温暖化防止 | 省エネ家電 de スマートライフ -温暖化の影響と防止- (一般財団法人 家電製品協会)

省エネ性マーク

トップランナー基準を達成した(省エネ基準達成率100%以上)

製品にはグリーンのマークを表示し、未達成(100%未満)の製品にはオレンジのマークを表示します。

従って、グリーンのマークが省エネ性の優れた製品を選ぶときの目安になります。

家の電化製品で、「トップランナー基準」を達成したラベルを確認してみてください。

家電量販店、ネット通販で電化製品を購入する際に、「トップランナー基準」を気にして購入すると省エネに貢献していることになります。


トップランナー基準に該当する機器とは

トップランナー機器とは/電力・産業システム 製品情報│電力・産業システム│製品分野別情報│JEMA 一般社団法人 日本電機工業会

省エネ法で指定する特定機器とは

エネルギーを消費する機械器具のうち国内で大量に使用され、かつ、その使用に際し相当量のエネルギーを消費する機械器具であって、当該性能の向上を図ることが特に必要なものとして政令で定めるもので、現在、変圧器乗用車のほか、エアコンディショナー、電気冷蔵庫、電気冷凍庫などの26品目が指定されている。また、製造者(又は輸入者)は製造(又は輸入)した機器のエネルギー消費効率がそれぞれの機器について定める年度までに機器の区分ごとに定めた目標値(基準エネルギー消費効率)を加重平均として超えてなければならず、また、区分ごとの目標値に対する達成率の表示が義務づけられている。

大量に使用され、一般的になっている機械が「トップランナー基準」の対象になります。

現在、26品目が指定されていますが、時代に合わせて指定範囲が拡大することが予想されます。


時代に合わせて変化するエネルギー消費量

家庭のエネルギー消費の実態 | 一般向け省エネ情報 | 省エネポータルサイト

増加する家庭のエネルギー消費

我が国のエネルギー消費は、工場などの産業用は減少しているものの、事務所・商店や家庭などの民生部門と、自動車などの運輸部門での増加が大きいため、全体として増加しています。家庭部門を含む民生部門は、石油ショック前の1973年から20011年までの間に、2.4倍に増加しています。

昔と比べて電気を使用する機械は確実に増えています。今後も増えることが予想できます。

そうなると、「トップランナー基準」の指定範囲が拡大されることも予想できますね。

「トップランナー基準」で省エネを進めても使用する人の考え方、使い方一つでエネルギー消費量は変動します。


省エネには一人ひとりの意識が大切です

気になるみんなの「エコ意識」。省エネや節約のためにしてるのはどんなこと?[eco cafe(エコカフェ)] | TOTO

どれくらい環境・エコについて意識していますか?

出典:家庭内のエコに関する意識調査 クラウドワークス調べ(2016年3月) n=300

「エコを意識していない」と回答した人は約 0.7%、それ以外の約 99%以上の人が程度の差はありますが、「エコを意識している」という結果に。「意識している」と回答した人は全体の約 26%、「少し意識している」と答えた人は約 64%を占めました。この結果から、多くの人が環境やエコについて日頃から考えているということがわかりました。

今の時代、エコ省エネを意識していない人は少ないようです。

「トップランナー基準」を確認して購入するものを決める、普段のエネルギー消費を抑える意識をする。

一人ひとりが変わることがとても大切になります。


今回の放送のまとめ

電化製品の「トップランナー基準」を確認して、省エネ意識を持ちましょう


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