2017年2月17日 第20回放送 「これからの農地、収穫量減少、食料不足、には水耕栽培で」を分かり易く解説!

検索キーワードは「これからの農地、収穫量減少、食料不足、には水耕栽培で」

今回取り上げるニュースはこれ

水耕栽培キット、ブームの兆し=手軽さ、デザインが好評:時事ドットコム

部屋の中で気軽に、野菜やハーブを育てられる水耕栽培キットがブームだ。種を植えて水と肥料を与えれば、発光ダイオード(LED)の光などをコンピューターで制御して生育に最適な環境を保つのが特長。スマートフォンを使って遠隔地から生育状況などを管理するタイプも登場し、人気を集めている。

最近は、気軽に「水耕栽培」が始められるキットがブームになっているそうです。

今回は、「水耕栽培」についてご説明いたします。


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水耕栽培と土耕栽培の違いは?

水耕栽培とは

水耕栽培とは土を使わず水と液体肥料(養液)で植物を育てる方法で、近年各地で建設している植物工場は水耕栽培方式が主流です。土を使う栽培は土耕栽培といい,「よい畑つくり」「よい土つくり」のために沢山の経験と多くの労力が必要で、また天候や季節に左右されます。水耕栽培は植物の根の部分を肥料が入った水(培養液)に浸し、必要な養分と酸素を根から吸収させます。育てる部屋を屋外と遮断したり、養液を衛生的に管理をすることで健康的な無農薬植物が育ち、季節に関係なく計画的な栽培ができます。

「水耕栽培」は水を使った栽培方法で、土の代わりに培養液で育てます。

同じように感じますが、「水耕栽培」には様々なメリットがあります。


水耕栽培は成長が早い

養液栽培のメリット

成長のスピードが早い

土で栽培した作物よりも、養液栽培の方が成長するスピードが早いのがメリットです。土を通して栄養を吸収するよりも、養液栽培の方が効率よく栄養を吸収出来るため育つスピードが早くなります。また、成長するスピードが早いことで、収穫量が多くなるというメリットがあります。

まずは、一つ目のメリットです。培養液は土より栄養の吸収率良いので、「水耕栽培」の作物は早く育ちます。

つまり、「水耕栽培」は収穫量が多くなります。


水耕栽培は病気が少ない

水耕栽培とは

水耕栽培は土を使わない為、連作障害がない

一般的にマメ類やトマト、なすなどは、同じ場所に何度も同じ野菜を育てると土壌にその野菜に寄生する害虫や病原菌が増えて、新しく野菜を植えても、土壌に増えすぎた害虫や病原菌から、すぐに根から感染する連作障害。根から分泌される酸が蓄積され、土壌が酸化することから発生する連作障害。土壌の栄養バランスの崩れから発生する連作障害などがあります。これは全部、畑の場合です。水耕栽培だとこういった連作障害はありません。

そして、農作物の病気、害虫は土壌から感染拡大することが多いため、「水耕栽培」は病気にかかりづらいです。

土は入れ替えることが難しいですが、「水耕栽培」の培養液は循環できるため清潔な環境で栽培できます。


水耕栽培の生産性は安定している

注目の作物生産方法! 水耕栽培の利点とは? | 水耕栽培のことがなんでもわかる! 水耕栽培ナビ

水耕栽培は室内やビニールハウスで作物の生産を行ないます。室内生産なので室温や照明の管理を行なえば一年を通して作物の生産が可能になります。また、室内で作物を生産することから冷害などの気候変動や自然災害などに強いという特徴を持っています。

水耕栽培は季節に関係なく様々な農作物を安定的に生産が可能という利点に加えて、基本的にどのような作物でも育成するという多様性を持っています。イチゴ、トマト、レタス、ほうれん草などの農作物以外にも花や観葉植物などの栽培も行なうこともできます。

さらに、「水耕栽培」は室内、ビニールハウスで栽培します。室内なので、台風などの自然災害や地球温暖化などの異常気象の影響を受けづらいです。

そのため「水耕栽培」だと、安定した農作物の生産が可能になります。

このようなメリットがある「水耕栽培」。これから世界的な広がりを見せると予想されています。

それは、なぜなのか?今、世界的に問題になっているなるであろうことを「水耕栽培」なら解決できると期待されているからです。


世界的な農地減少

迫り来る食糧危機

●農地の拡大は限界に
 ・穀物の作付け面積は30年間ほぼ横ばい
 ・30年間で人口はほぼ2倍に⇒1人あたりの面積は半減
 ・さらに1人あたりの穀物生産量も減少

●農地の減少と劣化
 ・工業化:工業用地のため農地が減る。大気汚染、水汚染、土壌汚染
 ・都会化:アスファルト、コンクリート、車道、ビル、住宅のため農地が減る
 ・土地の酷使:機械化、農薬、連作、過放牧森林破壊、土壌流出

土耕栽培の農地減少はずっと言われ、今後農地の増加を見込むのは難しいです。

「水耕栽培」なら、土壌が不要で、農地減少の昨今重要度が増しています。


地球温暖化などによる収穫量の減少

食糧不足への危機|エコco2|外為どっとコム

地球温暖化による異常気象や生態系への影響をうけ、世界各地でいま食料が不足しつつあります。ですが私たちの暮らしは豊かになり、ものであふれているため食糧不足?そんなこと起こるはずない、なんて思う人がほとんどでしょう。

地球温暖化の影響で亜熱帯地方などの食糧生産地域では、土地の干ばつや日照りなどの乾燥化が進み、穀物の収穫量が減少しています。アフリカ諸国では依然として食糧難が続いており、もともと乾燥地域のため地球温暖化の影響を受けやすいので、食糧不足のさらなる深刻化が懸念されています。

実際に、地球温暖化や、異常気象の影響で食料の収穫量が減少しています。

室内、ビニールハウス栽培が可能な「水耕栽培」はこれらの影響を受けづらいです。


人口増加に伴う食料不足

水上に浮かぶ「未来の農場」が、91億人を食糧危機から救う? | TABI LABO

世界の人口は、2050年には91億人を超えると言われています。その上で考えなければいけない大きな課題は、食料需要の増加に対する生産量の確保。今も世界中で様々な施策が講じられてはいますが、その中でも注目されているのが水上で農作物を栽培できる「SMART FLOATING FARMS」です。

太陽光エネルギーを利用し、システムをほぼ自動で稼働させることができ、1つのファーム(360m×210m)で農作物を年間8トン生産することができます。

今後、世界の人口が増え続けると、食料の生産が追いつかず食料不足の可能性があります。

「水耕栽培」だと食料の安定供給が可能です。

これらの世界的な問題に対応出来る「水耕栽培」が今後世界的に広がっていくと言われています。


今回の放送のまとめ

「水耕栽培」は、これからの食糧供給に欠かせない新しい農業です。


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