2016年11月11日 第6回放送 「電力自由化」を分かり易く解説!

ミタデンの「なるほど!そうだったのか!」

検索キーワードは「電力自由化」

今回取り上げるニュースはこれ

電力小売り全面自由化 半年で188万4,300件、約3%が切り替え

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半年で、3%が切り替えた。
電力広域的運営推進機関が発表した「スイッチング支援システムの利用状況」によると、4月に始まった電力小売りの全面自由化で、新電力などに契約を切り替えた件数は、9月30日時点で、188万4,300件だった。

今週は、最近、テレビCMとかニュースなどで、よく耳にする「電力自由化」です。

今年の4月から実施されている、「電力自由化」についてご説明します。


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「電力自由化」の法律改正について

電力の小売全面自由化って何?|電力小売全面自由化|資源エネルギー庁

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2016年(平成28年)4月1日以降は、電気の小売業への参入が全面自由化されることにより、家庭や商店も含む全ての消費者が、電力会社や料金メニューを自由に選択できるようになります。

つまり、ライフスタイルや価値観に合わせ、電気の売り手やサービスを自由に選べるようになるのです。

電力の小売自由化は、段階的に実施されていました。

2000年に大規模工場やデパート、オフィスビル。2004・2005年に中小ビルや中小規模工場に、今年2016年の4月から家庭や商店など全面自由化となりました。

「電力自由化」となり様々な会社が電気販売に参入しています。


いろいろな業種の企業が電力販売に参入

電力自由化とは?電力会社や料金プラン、どう選べばよいの?|エネチェンジ

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企業むけに電気を販売していた実績のある「PPS事業者」や、ガス会社や石油元売りなどエネルギー関係の企業、大手の通信会社や、コンビニや鉄道会社など地域の生活に密着した会社など、幅広い新電力事業者が参入しています。

また、地域電力会社も地域の垣根を越えてサービスを展開しています。

様々な業種が、電力販売に乗り出しています。

ガス会社や石油、通信、運輸、自治体、小売など、「電力自由化」を機に新しくできた電力会社のことを「新電力」と言い、各業種の強みを生かした販売プランがあります。

実際どれくらいの企業が参入したかわかりますか。


新電力と呼ばれる小売電気事業者はどのくらいあるのでしょうか

電気事業制度の概要。登録小売電気事業者一覧

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このように小売電気事業者はたくさん登録されています。

「電力自由化」でこれからも、登録業者が増えることが予想されます。

こんなにたくさんある新電力からの、電気供給の安定性はどうなのでしょうか。


停電など安定した電気供給は?

ASCII.jp:4月開始、電力自由化の基本を知る (1/2)

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もし、なんらかの理由で、新規参入企業が電力を供給できなくなった際には、送電を行なっている大手電力会社がその不足分を供給することになっており、突然電気が使えなくなるといったことは起こらない。

電気は、発電して送電して各家庭に届きます。

万が一発電が不足しても、別の電力会社から供給されますので、停電など突然電気が不足することはありませんので、ご安心ください。

「電力自由化」で新規参入が増えると選ぶ側にはメリットがたくさん出てきます。


電力自由化のメリット

電力(電気)の自由化:メリットと注目新規参入企業

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1つ目は、「電気料金の多様化」です。これまでは、一般消費者は電力会社を選ぶことが出来なかったため、電気料金も決められたものを受け入れるしかありませんでした。電気の自由化により多くの新規会社が参入し、価格競争が起きることで、これまでよりも電気料金が低く設定される可能性があります。

2つ目は、「サービスの向上」です。これまでは競争の少ない領域であったため、顧客満足度などの消費者視点が十分ではないことが指摘されていました。多くの企業が参入することで、接客や電話サポートなどのサービスの向上が期待されます。

3つ目のメリットは、「発電電源の選択」があります。発電には、火力、風力、原子力、太陽光など多くのものがあります。これまでは、一般電気事業者が発電電源の使用割合を決めており、消費者が選択することはできませんでした。電気の自由化により、各電力会社の発電割合を見て選択することができるようになるため、自分自身の考えによってより主体的に生活を構築することができるといったメリットが得られます。

「電力自由化」により、新電力からの電気も使用できるので、各社の間で価格競争や、環境に配慮した電気など、様々なプランができています。

数ある電力会社、契約プランから、自分に最適なものを選べるようになりました。


今回の放送のまとめ

電力は選べる時代。ご自身に最適な電気プランの電力会社を探してみては。


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